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Nikon S2で撮影したフィルムを現像してみました。 [日記・雑感]

使用したフィルムはフジカラーアマチュア用カラーネガ感度400-24EXの有効期限切れ(切れて2年くらい?)です。
冷蔵保存していたので現像したフィルムのベースを見た感じではコンディションは良好のようです。
取り込みに使用したスキャナーは仕事で使用しているノーリツ鋼機(現・ノーリツプレシジョン)さんのS-600で、画像はもちろんレタッチなしです。まあ、スキャナーで取り込むこと自体レタッチしているようなものですが・・。


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撮影データは夜景が絞りf8でバルブ(露光時間は経験と勘w)。4枚目は絞りf16シャッター速度1/15で狙いより1絞り不足でした。勘が鈍った?。
夜景ばかりですが、ネガで撮影していた頃は夜景ばかり撮っていたので今回も気が付いたら15枚くらい撮っちゃっていました。
フィルムが期限切れなのでこの影響はありますが、レンズがカビや曇りもなくとてもきれいなので良好なテスト結果となりました。

今回このカメラとレンズを使ってみてまず感じたのは、50mm単焦点で撮影したのがかなり久しぶりということもあるのですが、50mmってこんなに画角狭かったっけ?とまず一番に思いました。でも4番目の写真は撮影した時の記憶より広い感じがします。

フィルムしかなかった時代、撮影した時のイメージ(記憶)=「現像した結果」にする感覚を覚えるのが基本でした。ズームレンズ付きカメラが普及していない頃は、旅行のスナップ写真を現像してみたら人物が小さく写っていたということが多く、あと1歩前へ出て撮りましょうなんてカメラメーカーさんなんかが言っていたものです。

これを機に久しぶりにフィルムカメラでいろいろ撮ってみようと思いますが、若い頃に身に付けた感覚を取り戻すのに時間がかかりそうです(´・ω・)。

7月5日 「写ルンです」が少量入荷しました [写真関連商品情報]


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「写ルンです」が入荷しました。今後も品薄の状況が続く見込みなのと入荷量が少量のため、お一人様一点限りとさせていただきます。価格は税込みで1650円です。ご来店お待ちしております。

Nikon S2を使ってみました。 [日記・雑感]

小さくてもお店を経営していると業種問わずセールスの電話やFAXがきます。最近ではスタジオ機材・カメラ関連の買取の電話もくるようになりましたが、残念ながらお役に立てるような品物は当店のような小さいお店ではありません。

程度の良いフィルムカメラは近年中古価格が高騰していますが、この先フィルム価格は値上げが続くとみられるし、生産も不安定なことなどフィルムカメラを使い続けるのが困難を極めていく状況で、ブームをいいことにしたカメラの転売・投機目的の売買が横行しているのには顔をしかめざるをえません。

大手メーカーのフィルムのラインアップの見直しはほぼ完了しているので、需要が減り続けるフィルムの生産を維持するには値上げしかなく、やむを得ないこととも思います。「写ルンです」が家電量販店などで2000円超えになるのもそう遠くはないかもしれません。

近年では買取ビジネスが盛んなせいか、「このカメラ、よかったら使ってくれるお客さんにでも譲ってあげて!」とカメラを持っていらっしゃるお客様も減りましたが、それでもたまに当店にやってくるカメラは年式のわりには程度良好のカメラが多いです。


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先日、お客様からお預かりしましたカメラはこのニコンS2・レンジファインダーカメラです。だいぶ前に亡くなられたご主人様の遺品だそうです。
このカメラは昭和29年12月発売ですが、お預かりしたモデルは昭和32年4月から発売の後期型になります。初期型との主な違いはフィルムカウンター表示板などが黒地に白文字に変更などで、製造番号は6180000~となります。またボディの「Nikon」のNが曲線を描いているのはこのS2が最後になります。
持ち込まれたお客様の記憶では約40年は使っていないとのお話で、暗室で裏蓋を取り外したら中にフジカラーHR100が入っていました。HR100は昭和58年発売ですのでほぼ記憶通り、お見事。


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レンズはカビ無し・小傷ありですが、全体的に美品です。数時間かけてボディを磨きあげたらテスト撮影に挑みます。フィルムで育った世代にはこのフィルムを装てんする作業がどきどきわくわくで、か・い・か・ん(*´ω`*)。
この手動巻きのカメラの場合、初めて装てんにチャレンジするかたは???でしょうなぁ、今時はネットに動画がたくさん上がっていますが。

しかし私は初めて買ったカメラがニコンFE2(の世代)なのでレンジファインダーを使うのは実は今回が初めて。ピント合わせが理屈?はもちろんわかりますが、目の衰えでよくわからんw。
現在撮影中なので撮り終わって現像したらここで報告します(まともに撮れていたら)。

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内蔵のフィルムを取り出した写ルンですの抜け殻です。そういえばこれを買い取るという電話も最近きました。デジカメも携帯電話もないフィルム全盛時代にはこの「抜け殻」を買い取る業者が多数存在していて、うちのほうが1円高く買います!とか店に来たものです。これを何に使うのかというと、暗室でフィルムを装てんしてオリジナルのデザインで大手メーカーの純正品より格安で販売していました。大手メーカーのレンズ付きフィルムには特許がありますので当然裁判にもなりました。現在の買い取り業者は基盤とかフラッシュを抜き取るのが目的のようです。

参考までに「写ルンです」などの使い切りカメラの正式名称は「レンズ付きフィルム」で「使い捨てカメラ」ではありません。

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